31 自宅
朴、ドアに鍵入れて、開けようとする。
ドア内から、先にドア開く。
山九「おはようございます」
ドア閉まる。
ドアのベル音。
ピンポーン。
朴一根、ドア開ける。
朴「ただいま」
金魚に餌与える。
朴「おはようございます」
山九「おはようございます」
徐山子「お帰りなさい」
朴「ただいま」
徐山子「今日も一杯買って来たね」
朴「どうぞ。食べて」
山九「これとこれ。もらっとく」
弁当と炭酸ペットボトル持って行く。
朴「食べて寝てテレビ見て」
49インチテレビ。
山九、もうハンバーグ弁当食べている。
朴「ばあちゃん、食べて」
徐山子「お腹空いていない」
徐山子、買い物袋の弁当取り出して、開ける。
鯖弁当、開けて食べ始める。
山九は、二つ目のニシン弁当を食べている。
山九「いつもいつも、同じ弁当ばかり、買って来なくていい」
食べながら言う。
朴一根「何、食べるんや?」
山九「無駄使いするな。買うな」
朴一根「ばあちゃん、ハサミ」
朴一根、徐山子が開けようとする鯖弁当パックを、ハサミで開けて渡す。
朴一根「食べて寝ろ。テレビ見ろ。俺も食べよ」
三人いっしょに黙って弁当食べている。
台所。ガスコンロ。
鍋が白煙沸騰している。
朴一根、ニラを包丁千切り。
コトコトコトコトコトコトコトコト。
ラーメン入れる。
居間。山九と徐山子が、目を瞑って寝ている。
眠っているのでしょうか?
朴「はい。ラーメンできました」
テーブルに、キムチとラーメン二つ置く。
山九と徐山子、起き出す。
山九「食べよか。胡椒」
朴、胡椒持って来る。
32 洗濯物干し場
空は晴れている。
朴一根が、洗濯物を干している。
おばあちゃんの穴の空いたパンツ干している。
33 階段
朴一根が、階段雑巾掃除して降りて行く。
34 居間
山九と徐山子が、眠っている。
本当に眠っているのでしょうか?
朴「飯食え」
山九「いらん」
朴「女は?」
山九「いらん」
朴「おっぱい」
山九「いらん」
朴「女」
山九、目を瞑ったまま答えない。
朴「女」
山九、答えず動かない。
朴「女」
山九、答えず動かない。
朴「女」