「在日家族」 まえがき

「在日家族」 まえがき

パンデミック発生

65歳タクシー運転手

2020年4月新型コロナウイルスのため会社から一ヶ月休業宣言される。

しかしながら、一ヶ月後、休業解除で退職届提出しました。

第一、スターウオーズ悪役ダースベイダーの白い兵隊と同じく、タクシー運転手を20年以上働いてきました。

ハンドル人生。

敵を撃て。

青信号でアクセル踏め。赤信号でブレーキ。黄信号でやはりブレーキ。これで、20年以上大きな事故無しです。

第二、年金前に死亡。

煙草は、吸ってません。

お酒も、ほどほどです。

それでも、白髪、総入れ歯、

尿道結石、直腸ポリープ、

食道逆流症、腰痛、左手中指爪先しびれ、狭心症右ブロック。今日ニコニコ挨拶明日死亡。同僚若死。人の命一生です。

第三、モチベーションの無さ。白い兵隊として、撃て休め走れ停まれ出勤帰宅のオンオフ二進法回路で、10年20年平気なのですが、30日休んだだけで、ダースベイダーの後ろで死ななかったサボリ癖白い兵隊として、甘えてしまった。紫色旗。

第四、いつもオイラが悪いんだ。私が、悪役です。5年前バカでした。10年前バカでした。20年前バカでした。

老後2000万円必要で、65歳タクシー廃業って、最大の悪役バカです。

宇宙船に乗り遅れてヒーロー一人惑星で、SOS発信に誰も助け来ない。

逆で、皆惑星で働いているのに、一人月旅行。一人バカと連帯。

第五、人生って、何だろう。

三つだ。

一つ、出勤だけが取り柄のサラリーマン

二つ、貯金

三つ、学習

この三つだ。

付録、食べて寝てテレビ見るだけの人生もある。

自宅待機のテレワークでも、

出勤といっしょだ。とにかく出勤貯金学習。

しかしあなた、運転しか知らないでしょ?

涙。

誰とも会話不可能。

狭い閉鎖社会のタクシー会社で、走って走って走り回り、大空に旅立ち地上に舞い降り、また走った男の悔恨と希望の物語。