138 朴タクシー内 昼
朴一根「結婚式出席したから、金くれって言って来なかったか」
朴山九「誰が?」
朴一根「鬼」
朴山九「言って来るか」
朴一根「東南に、金魚。身代わりに死んでくれる。北西に缶貯金箱。毎日、貯金しいや」
朴一根、後ろの金順子に、缶貯金箱を手渡す。
朴一根「家は、暗い方が金貯まる」
朴山九「金の話ばっかしやな」
朴山九「出勤貯金学習。これが、基本や。最新パソコンあげる。学習してね。AI将棋入ってる」
後部座席の朴山九にノートパソコン渡す。
急ブレーキ。車停まる。
139 横断歩道
朴タクシー、停まる。
サングラス黒装束鬼女性が、ボンネットを、押さえている。
犬を連れた鬼たちが、道路を横断する。
結婚式参加の鬼たちだ。
140 堤防 昼
晴れ上がった青空。
川辺り堤防。風吹く。
結婚式参加の鬼たちが、足早く歩く。
140 堤防2 昼
晴れ上がった青空。
川辺り堤防。風吹く。
結婚式参加の鬼たちが、ゆっくり歩いて行く。
141 堤防3 昼
晴れ上がった青空。
川辺り堤防。風吹く。
結婚式参加の鬼たちが、足早く歩く。
142 堤防4 昼
晴れ上がった青空。
川辺り堤防。風吹く。
結婚式参加の鬼たちが、ゆっくり歩いて行く。
143 東京 夜
朴タクシー走る。
銀座赤坂六本木。
新宿渋谷池袋。
青山原宿表参道。
銀座並木通り
タクシーだらけ。
朴タクシー走る。
終わり
この作品は、フィクションです。
実在の人物・団体・事件などとは、
いっさい関係ありません。