8-5 96 銀座4丁目交差点 雨 タクシー出発。 清が、親指と人差し指で、丸の大きさを確かめながら、 運転する。 97 竜子の家 居間 夜 雨 竜子、右握り拳を突き上げる。 竜子「エイエイオー」 清「やるか?」 竜子「当たり前や。やるで。エイエイオー」 清「こん…

8-5 96 銀座4丁目交差点 雨 タクシー出発。 清が、親指と人差し指で、丸の大きさを確かめながら、 運転する。 97 竜子の家 居間 夜 雨 竜子、右握り拳を突き上げる。 竜子「エイエイオー」 清「やるか?」 竜子「当たり前や。やるで。エイエイオー」 清「こん…

8-4 清「私、仕事中だと言いましたよね」 理江子「ここまで来たらおしまい」 清「すごいダイヤモンドの指輪ですね」 ダイヤモンドの陳列棚。 理江子「いっぱいよ。あげるわよ」 清「このパターンやばいんです」 理江子、目を閉じる。 清、首を横に振る。 浴…

8-4 清「私、仕事中だと言いましたよね」 理江子「ここまで来たらおしまい」 清「すごいダイヤモンドの指輪ですね」 ダイヤモンドの陳列棚。 理江子「いっぱいよ。あげるわよ」 清「このパターンやばいんです」 理江子、目を閉じる。 清、首を横に振る。 浴…

8-3 清「お上手ですね。違う曲ありませんか？カラオケタクシーです」 理江子「あなたね。どうして裁判所行くかわかってるの？連絡しないからよ。契約しているのに、何故連絡しないの？契約違反でしょ。ここで、契約継続するなら、訴えとりさげるわ」 清「100…

8-3 清「お上手ですね。違う曲ありませんか？カラオケタクシーです」 理江子「あなたね。どうして裁判所行くかわかってるの？連絡しないからよ。契約しているのに、何故連絡しないの？契約違反でしょ。ここで、契約継続するなら、訴えとりさげるわ」 清「100…

8-2 清、車を出す。 清「知らん」 理江子「何言ってるの。おかしいわね。よく聞いてね」 理江子、ドレミの歌を歌い出す。 理江子「ドは、ドーナツのド。 レは、レモンのレ。 ミは、みんなのミ。 ファは、ファイトのファ。 ソは、青い空。 ラは、ラッパのラ。…

8-2 清、車を出す。 清「知らん」 理江子「何言ってるの。おかしいわね。よく聞いてね」 理江子、ドレミの歌を歌い出す。 理江子「ドは、ドーナツのド。 レは、レモンのレ。 ミは、みんなのミ。 ファは、ファイトのファ。 ソは、青い空。 ラは、ラッパのラ。…

8-1 ビル管理員が、後部ガラスをノックする。 後部ドア開く。 ビル管理員 、ドアサービスする。 ビル管理員「行ってらっしゃいませ」 田嶋理江子、乗り込む。 理江子「行って」 ビル管理員「ドア閉めます。お気をつけて」 ビル管理員、ドア閉める。 ビル管理…

8-1 ビル管理員が、後部ガラスをノックする。 後部ドア開く。 ビル管理員 、ドアサービスする。 ビル管理員「行ってらっしゃいませ」 田嶋理江子、乗り込む。 理江子「行って」 ビル管理員「ドア閉めます。お気をつけて」 ビル管理員、ドア閉める。 ビル管理…

7-5B 91 日本橋オフィスビル前 昼 清のタクシーが、停まっている。 ビル管理員(48)が、運転席の清の横に来る。 ビル管理員「行って行って」 清「予約なんです」 ビル管理員、タクシーの後部バンパーを、箒で殴る。 ビル管理員「行って」 清「何するねん。あ…

7-5B 91 日本橋オフィスビル前 昼 清のタクシーが、停まっている。 ビル管理員(48)が、運転席の清の横に来る。 ビル管理員「行って行って」 清「予約なんです」 ビル管理員、タクシーの後部バンパーを、箒で殴る。 ビル管理員「行って」 清「何するねん。あ…

7-5 黒服サングラス男たちが、うつ伏せ倒れている大男Fを足蹴りする。 突然、顔面血だらけの大男が、叫びながら立ち上がる。 「ギャオー」 血だらけ大男、大通りをフラフラ歩く。 90 竜子の家居間 昼 竜子が、昼寝している。 寝言大声叫ぶ。 竜子「助けて。…

7-5 黒服サングラス男たちが、うつ伏せ倒れている大男Fを足蹴りする。 突然、顔面血だらけの大男が、叫びながら立ち上がる。 「ギャオー」 血だらけ大男、大通りをフラフラ歩く。 90 竜子の家居間 昼 竜子が、昼寝している。 寝言大声叫ぶ。 竜子「助けて。…

7-4 89 大通り歩道 朝 サラリーマンが、行き交う中、妙子が、黒服サングラス男たちに、取り囲まれる。 大男F「待ちな」 その中でも、ひときわ大男Fが、妙子の襟首をつかもうとする。 妙子、大男Fの手を避けて、顔面鼻にワンツースリーパンチを打つ。 大男F、…

7-4 89 大通り歩道 朝 サラリーマンが、行き交う中、妙子が、黒服サングラス男たちに、取り囲まれる。 大男F「待ちな」 その中でも、ひときわ大男Fが、妙子の襟首をつかもうとする。 妙子、大男Fの手を避けて、顔面鼻にワンツースリーパンチを打つ。 大男F、…

7-3 妙子、タバコ吸いながら、スマートフォン操作に熱中している。 黒服サングラスの男たちが、2人から5人になる。 妙子、iPadに入力し出す。 黒服サングラスの男たちが、5人から10人になる。 妙子、ノートと鉛筆を出して、メモし出す。 黒服サングラスの男…

7-3 妙子、タバコ吸いながら、スマートフォン操作に熱中している。 黒服サングラスの男たちが、2人から5人になる。 妙子、iPadに入力し出す。 黒服サングラスの男たちが、5人から10人になる。 妙子、ノートと鉛筆を出して、メモし出す。 黒服サングラスの男…

7-2 86 竜子の家 1階居間 朝 晴れ 竜子が、お膳の前に座ってテレビ見ながら、 朝ご飯のパンと牛乳とそばとコンビニ弁当を食べている。 竜子N「今日は、行けない。一人で行って」 87 日本橋 オフィスビル前 朝 清運転のタクシー停まっている。 清N「結局、俺…

7-2 86 竜子の家 1階居間 朝 晴れ 竜子が、お膳の前に座ってテレビ見ながら、 朝ご飯のパンと牛乳とそばとコンビニ弁当を食べている。 竜子N「今日は、行けない。一人で行って」 87 日本橋 オフィスビル前 朝 清運転のタクシー停まっている。 清N「結局、俺…

7-1 清「本当やな?」 竜子「本当や」 清「いつも知らんのは俺だけや」 竜子「 明日、この人、タクシー乗せて」 清「病院？」 竜子「同級生に会うねん」 竜子、清に名刺を手渡す。 清「田嶋建設田嶋理江子」 竜子「あれの上司や」 清「知ってるんかいな」 竜…

7-1 清「本当やな?」 竜子「本当や」 清「いつも知らんのは俺だけや」 竜子「 明日、この人、タクシー乗せて」 清「病院？」 竜子「同級生に会うねん」 竜子、清に名刺を手渡す。 清「田嶋建設田嶋理江子」 竜子「あれの上司や」 清「知ってるんかいな」 竜…

6-5 85 竜子の家 1階 台所 深夜 竜子と清が、座っている。 竜子「行けるか？」 清「大丈夫」 竜子「行こうか」 清「いらない」 竜子「いらんか？」 清「いらん」 竜子「いつでも行くで」 清「ええ」 竜子「そうか。連絡は？」 清「してない」 竜子「ないか？…

6-5 85 竜子の家 1階 台所 深夜 竜子と清が、座っている。 竜子「行けるか？」 清「大丈夫」 竜子「行こうか」 清「いらない」 竜子「いらんか？」 清「いらん」 竜子「いつでも行くで」 清「ええ」 竜子「そうか。連絡は？」 清「してない」 竜子「ないか？…

6-4 84 竜子の家 1階居間 夜 クレジット「3ヶ月後」 電子レンジのチーンの音。 貴志が、電子レンジから、コンビニ弁当3個取り出す。 お膳で、貴志、清、竜子3人が、コンビニ弁当で、夕食している。 貴志「新築の家、どうなった？」 清「知らん」 貴志「なし…

6-4 84 竜子の家 1階居間 夜 クレジット「3ヶ月後」 電子レンジのチーンの音。 貴志が、電子レンジから、コンビニ弁当3個取り出す。 お膳で、貴志、清、竜子3人が、コンビニ弁当で、夕食している。 貴志「新築の家、どうなった？」 清「知らん」 貴志「なし…

6-3 妙子、ツルハシを肩に担いでいる。 80 竜子の家の前 晴れ 玄関ドアから妙子が、ツルハシを 担いで出て来る。 81 メタバース内 夕焼け 玄関ドアだけの家。 玄関ドアの外から、竜子が入って来る。 竜子、工事用のヘルメット帽をかぶり、作業員服装で軍手を…

6-3 妙子、ツルハシを肩に担いでいる。 80 竜子の家の前 晴れ 玄関ドアから妙子が、ツルハシを 担いで出て来る。 81 メタバース内 夕焼け 玄関ドアだけの家。 玄関ドアの外から、竜子が入って来る。 竜子、工事用のヘルメット帽をかぶり、作業員服装で軍手を…